コラム, 編集部あれこれ

SNSで話題になった「日本の電車広告 ・毛を剃れ ・結婚しろ ・英語を喋れ ・転職しろ ・借金をしろ ・7億円当てろ ・酒を飲め」という投稿

Twitterで「日本の電車広告 ・毛を剃れ ・結婚しろ ・英語を喋れ ・転職しろ ・借金をしろ ・7億円当てろ ・酒を飲め」という投稿が話題になったのはご存知でしょうか?我々も毛を剃れに該当すること=脱毛をメディアとして周知しているわけで、それが誰かの生きづらさに繋がっているならば、どうするかは置いといて、ちゃんと考えねばと思った次第です。

そもそも、これらの広告はコンプレックス産業と呼ばれるものが大半なんですよね。「自分が劣っているかもしれない」という感情は簡単に払拭できません。それを逆手にとったり、煽ったりして、商品やサービスを売りつけようとするのは許されることではありません。これはメディアとしても同じことです。

ただし、実際に悩んでいる人にとっては切実な問題。それらは社会や文化のあり方と密接に繋がっています。たとえば脱毛であれば、女性が毛深くても、ムダ毛を処理していなくても、許容される世の中になれば悩みも解消されるかもしれません。簡単なことではありません。広告が価値観を固定化しているという批判はあるでしょう。

車内広告を見ていると、脱毛サロンと同じくらい脱毛クリニックを目にするようになりました。消費者の目が厳しくなることにより、脱毛クリニックの存在感が大きくなってきているのを感じます。世の中は少しずつ動いているということです。脱毛という行為は美容なのか医療なのか、価値観が多様になれば「毛を剃れ」という広告の受け取り方も変わってくる可能性も。

すぐに電車から「毛を剃れ」という広告が消えることはないでしょう。やるとしたら、コンプレックス系の広告を各鉄道会社が禁止するしかありません。ということで、我々メディアとしては、悩んでいる人に寄り添って、誠実であるしかないのです。なんだか真面目な話になってしまいましたね(笑)でも、大事なことなので考えてみました。